定期保険(かけすてタイプ)は無駄?

(ここまでのあらすじ) トンデモ保険情報があふれてる
たまたま都内の中型書店で一誌だけあった「保険の雑誌」を手にとった事がキッカケでした。
CFPというそれなりの資格を持った方が、トンデモ記事を堂々と書いている。
ネット上にも、トンデモ記事が溢れてる。

こんなアホな記事をみて、大きなお金に関わる保険を選んでしまったら、
きっと数十年後に後悔する。。。
でも、払ったお金は戻ってこない。。。
見て見ぬふりは嫌だなぁ。

と、この一連の投稿を始めてみました。
とりあえず、雑誌やネットにある記事をたたき台につらつらと書いていきます。
保険の話を通して、人生のお金のことを考えるキッカケにして頂ければ幸いです。

定期保険(掛け捨てタイプの生命保険)はもったいない?

掛け捨て保険。

何はともあれ、名前のイメージが悪いですよね。笑

今回は、掛け捨てタイプの代表!「定期保険」についてです。

まずは、基礎知識として、

「定期保険」とは、その名の通り、一生涯の保障ではありません。(定期=期間が定められている)

ここで槍玉に上げられるのが、

「一生涯じゃない & 掛け捨てだから、定期保険は無駄。保険会社が儲かる保険だ。」みたいな主張。

毎度おなじみのCFP監修誌の記事を引用してみます。

老後のことをきちんと考えている賢い女性は、保証の中身を重視して保険を選びます。
・・・
一般的に、女性は男性より長生きです。
・・・。
さらに将来、公的年金の遺族年金は、もらえる額が下がることも十分に考えられます。
それなのに、60歳や65歳で保障期間を終えてしまう定期保険に入るのは決して賢い方法とは言えないでしょう。

だそうです。
腹黒なのか、金銭感覚がすごいのか??

説明します。

あと、余談ですが、

この「賢い女性」っていうフレーズは、お客さんを落とすのに有効らしいです。
私の元上司も多用してました。
これ言われると、心理的に、違う選択がしにくくなるみたいですね。
要は、心理的な誘導です。お気をつけて。

エ○○○さん(元上司)ゴメンなさい笑

保険料シミュレーションをすればわかる。

具体的に金額の比較をしていきましょう。

比較するのは、
一生涯保障ではない & 掛け捨ての定期保険
一生涯保障 & 掛け捨にならない終身保険の保険料(保険会社に支払う掛け金)です。

例として、前々回の家族の生活費を使ってみましょう。
金額は現実的にありうる金額として、30年間分の生活費を3600万円としてお話ししていました。

では、実際に3600万円分の生命保険を試算してみます。

  • 条件は、「30歳男性、払込期間60歳まで」と「30歳女性、払込期間60歳まで」にしてみます。
  • オリックス生命の商品でシミュレーションしてみます。
    (アフィリエイトではないので、リンク切れになる可能性があります。もしリンク切れになっていたら「保険料 シミュレーション」でググってみてください。「定期保険」と「終身保険」の試算ができる保険会社公式ページならどこでもokです。ぱっと見たところオリックスしかできませんでしたが泣)

【結果】

30歳男性、払込期間60歳までパターン 

試算すると、
定期保険の保険料は 月 8532円。
終身保険の保険料は 月 77904円。

定期保険シミュレーション1

オリックス生命保険 公式サイトより

終身保険シミュレーション1

オリックス生命保険 公式サイトより

30歳女性、払込期間60歳までパターン

試算すると、
定期保険の保険料は 月 6660円。
終身保険の保険料は 月 74736円。

定期保険シミュレーション2

オリックス生命保険 公式サイトより

終身保険シミュレーション2

オリックス生命保険 公式サイトより

というわけで、

定期保険は 約 7000円/月でした。
終身保険は 約 70000円/月でした。(たまたまですが、ちょうど「0」が一個多い。)

定期保険は、一生涯の保障ではない & 掛け捨てですが、約 7000円です。
終身保険は、一生涯で保障 & 掛け捨てではないですが、約 70000円です。

保障を必要としている人が、7000円の定期保険に加入したら、賢くない人ってことですか?
7万円の終身保険に加入したら、賢い人ってことですか?

んなわけあるかーーー!!!

賢いとか、賢くないとかではなくて、
きちんとお金の整理をして、目的に合ったものを選べてるかって事が大切だと思うんです。

あと、ちなみに、

実際に定期保険を設計する時は、目的に合わせてバリーションがあるので、
もっと安くもできます。
詳しくは、お近くの保険ショップに行ってみてください。
(保険ショップは取り扱い保険会社が多いので、商品バリエーションが豊富です。)
(できれば、このサイトの一連の記事を読んで、防御力をつけてから相談に行ってください。笑)

正直、もったいないけど無駄になるのが一番いい。(個人的見解です)

もし、定期保険が必要な状況だったら。

掛け捨てが嫌だからって、毎月 7万円の保険料を負担できるのか?

なかなか難しい家庭の方が多いんじゃないですかね。
私は在職中、数百組の保険相談を担当させてもらいましたが、
そんな余裕ある家庭なかなかありませんって。

なので、もし必要なら、定期保険という選択も有りだと思います。

そして、もったいないけど、無駄になるのが一番いい。
だって、家族みんなで無事に老後を迎えられるって事だから。

保険相談って、ちゃんとやってると、お客さん泣き始めちゃうんです。
家族のこと、もしいなくなっちゃったらって考えること、あまりないですからね。

もらい泣きしちゃうので席を外したりして、
ちょっと時間を置いて戻ったら、夫婦で手を繋いでたりして、
なんかもうこっちまで幸せになってきちゃうんですよー(照

だから、家族を思って保険に加入して、
結局、保険なんて使わずに済んだっていうのが一番だと思っています。

話がそれてしまった。

本題に戻ります。

結局は、当たり前なんですが、

「目的を持って、必要なものを選ぶ。」

これだけです。

で、

上手く選べば、できる限り掛け捨てタイプを減らして、

将来の資産形成に役立つカタチに設計できるんです。

そういう事ちゃんとやってくれる保険取扱者に出会ってくださいね。
(保険取扱者を「保険募集人」といいます。この保険募集人資格制度に落とし穴があるんですが、また後日)

FPとか外交員とか保険ショップとか、遠慮せずにいろいろハシゴしていいと思いますよー。

以上、定期保険のお話でした。