「年齢別」の保険の選び方?

(ここまでのあらすじ) トンデモ保険情報があふれてる (クリックすると開きます)
たまたま都内の中型書店で一誌だけあった「保険の雑誌」を手にとった事がキッカケでした。
CFPというそれなりの資格を持った方が、トンデモ記事を堂々と書いている。
ネット上にも、トンデモ記事が溢れてる。

こんなアホな記事をみて、大きなお金に関わる保険を選んでしまったら、
きっと数十年後に後悔する。。。
でも、払ったお金は戻ってこない。。。
見て見ぬふりは嫌だなぁ。

と、この一連の投稿を始めてみました。
とりあえず、雑誌やネットにある記事をたたき台につらつらと書いていきます。
保険の話を通して、人生のお金のことを考えるキッカケにして頂ければ幸いです。

今回は、「年齢別 保険の選び方」神話について。

年代別の保険 画像

金融広報中央委員会HPより

年代別の保険 画像2

とある雑誌より

入るべき保険は「年代」によって違う?

「保険 20代」「保険 30代」「保険 40代」「保険 50代」

よくある検索キーワードです。

「年齢ごとに入るべき保険が違う」というのは、一般的なイメージになっているみたいですね。

先ほどの画像も、
「年代別・目的別の保険の選び方について、その基本を考えてみましょう。」という枕詞の後に掲載されていました。

が、
本当にそうでしょうか???

というのが、今回のお題です。

先に答えを言ってしまうと、

保険において「年代別」という見方をすると、数十年後に後悔する。
というのが、私の見解です。(但し、子どもを除く)

だって、過去に相談対応したお客さんのほとんどが、後悔してましたもん。

というわけで、

説明していきます。

数十年後に後悔するかも?

具体的に、数十年後どんな後悔をするか、見ていきます。

まずは、こちらから。

若年と60代医療画像

金融広報中央委員会HPより (青枠は筆者による)

青枠を見てください。

独身時代は、入院1日5000円の保険を。
60代以降は、入院1日5000〜1万円の保険を。
と読めます。

保険の基本として、後から保障を大きくする事はできません。

なので、この場合、
60代で入院1日5000円の保険に、追加で新しく加入する
という事になります。

具体的にシミュレーションしてみましょう。

(画像サイズの問題から、今回ライフネット生命ひまわり生命で試算しました。
ひまわり生命という名前は聞き慣れないかもしれませんが、旧損保ジャパン日本興亜の生保会社という巨大な会社です。)

まず、【25歳 女性】 入院1日5000円で 保険料 1545円/月

25歳5000円

ライフネット生命HPより

これに将来【60歳 女性】 入院1日5000円で 保険料 3363円/月 を追加する?

60歳5000円追加分

ライフネット生命HPより

あるかわからない年金で生活するのに、

入院用の医療保険だけに合計 4908円/月??

ちなみに、

保険というのは、みなさんが考えている以上に加入のハードルが高いんですよ。

もし、持病があったら、持病があるかた向けにこんなのがあります。

60歳5000円持病あり追加分

ひまわり生命HPより

これだと、老後に合計 6300円/月。入院用の医療保険だけにです。

どうですか???

ちなみに、

【25歳】時点で、入院1日1万円の保険に入ってしまえば、保険料は 3091円/月。

25歳10000円

ライフネット生命HPより

まとめます。

  • 【25歳 女性】  入院1日5000円 保険料 1545円/月
  • 【25歳 女性】  入院1日1万円 保険料 3091円/月
  • 【60歳時点で追加(持病あり)】入院1日1万円 合計保険料 6300円/月

この差です。
こういう情報が先に必要なはず。

もし将来、保険を追加するなら、先に入ってしまった方が有利なんですよ。

この事実を知っていて、その上で選ぶならOKだと思います。

でも、
知らずに、ただ無責任に書かれた情報だけをみて選んだら。。。

私の体験上ですが、

多くの方が「もっと早く知っていれば、安いうちに入っていたのに」と仰ってました。

ただし!

そもそも、60代以降は入院1日1万円が必要説

これはこれで、疑問を持って検討の余地アリです。

(だって、年齢を重ねるごとに医療費って高くなりますっけ???)

これ、無意識への心理的誘導だと思うんですけどねぇ。。。

個人年金保険は、後回しでいい??

いやー。

数字がたくさん出てきて疲れちゃいましたよね。

ちょっとここで深呼吸していただいて。

。。。

。。。。。。

後ちょっとだけ、お付き合いを。

もう、いろいろ出すのは読むのも疲れちゃうと思うので、結果をパパッと見ていきましょう。

ある保険会社のホームページで、オススメされてるっぽい条件で試算してみました。

個人年金保険をオススメプラン(合計300万円受け取る)で積み立ててみます。

  • 20歳で始めると(65歳から年金受け取りで)、5361円/月の積み立てでした。
  • 30歳で始めると(65歳から年金受け取りで)、7029円/月の積み立てでした。
  • 40歳で始めると(65歳から年金受け取りで)、エラー表示でした。(38歳以降は加入NGでした)

雑誌には、こんな書き方されてるのに。。。
40代NGじゃん!!!

40代 保険画像

これも、

40代までは個人年金保険なんて考えなくていいや〜って思っていて、

いざ40代になって保険相談に行っても、

選択肢が全然ない!!! もっと早く考えておけばよかった。。。

なんてことになる典型的パターンです。

(あーーー。

このブログ書いてて腹立ってきました。

こういう記事書いたりするヤツって、無責任すぎる。

ひとのこと全然考えてないだろ。
よくこんな雑誌とか出せるな。。。

まぁ、世の中そんなもんですよねぇ。

メディアリテラシー大事です!

なので、私の記事も鵜呑みにせず、ちゃんと自分で考えて判断してくださいね。)

そして、またここでも同じような結論になりますが。

そもそも、老後資金って個人年金保険で用意すればokなのか???

ここは疑問の余地アリです。

そして、この疑問には保険相談しても、FP資格とか持ってても、上手くかわされます。笑

資産運用をいろいろ実践してる人、あんまりいませんよ。(ホントたま〜に株好きもいますけどね。)

たぶん、保険扱ってる人って、株とか投資は危ないって言います。リスクがあるからって。

投資にお金回されたら、保険料ケチられちゃいますからね。笑

(業務的にも資格的にも案内しちゃダメだから言えないってこともありますが)

というわけで、

SP500指数をご覧ください。 
(簡単にいうと、アメリカの株をまとめたやつっていうイメージですかね。)

はい、ドーン!

SP500チャート

2000年頃から現在までのチャートです。(白線をご覧ください。)

ITバブルやらリーマンショックやら、最近ではコロナショックやらが起きてますが、

例えば、2000年頃に買って放置してたら、今2倍くらいになってます

コツコツ毎月1万円でも5000円でも貯金して、このSP500指数に連動する商品をチョビチョビ買ってれば、結構な金額になってると思うんですよね。

もちろんリスクはありますし、投資は自己責任ですが、

こういう選択肢があってもいいですよね。

(一応、私は証券会社でも働きました。リアルな投資の知識が欲しかったんです。資格も持ってます。で、わかったのは、証券会社に勤めていてちゃんと投資をやっているのは少数派ということ。これは法的なしがらみもあるので仕方ないんですが。)

先ほどの個人年金シミュレーションでは、合計289万円くらい積み立てて、300万受け取るプランでした。

将来のために頑張って頑張って、コツコツ積み立てるのに、
個人年金保険だけみて、各保険会社の商品比較をして、
それで決めちゃって大丈夫ですか???

ちゃんとそういうことも書かないと。お客さんに失礼だと思うんです。

(イラっとして愚痴ってごめんなさい。。。笑)

まぁ、そんなこんなで。

視野を広くメディアリテラシーを鍛えて、自分で考える

こんな感じで、いろんな情報に触れてください。

あと、

このブログではFXについても載せてるんですが、

FXで老後資金は
ダメ!ゼッタイ!!

ですので、お気をつけくださいね。

話題がそれました。スミマセん。。

結論。

医療保険も、個人年金(というか将来への積み立て)も、

若いうちから一通りみておいた方が有利です

これは、それ以外の保険も当てはまる面があります。

なので、

まだ自分には関係ないや〜とは考えない方がいいと思います。

長くなってしまったので今回は以上で。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!