女性専用の保険って意味ありますか?

(ここまでのあらすじ) トンデモ保険情報があふれてる (クリックすると開きます)
たまたま都内の中型書店で一誌だけあった「保険の雑誌」を手にとった事がキッカケでした。
CFPというそれなりの資格を持った方が、トンデモ記事を堂々と書いている。
ネット上にも、トンデモ記事が溢れてる。

こんなアホな記事をみて、大きなお金に関わる保険を選んでしまったら、
きっと数十年後に後悔する。。。
でも、払ったお金は戻ってこない。。。
見て見ぬふりは嫌だなぁ。

と、この一連の投稿を始めてみました。
とりあえず、雑誌やネットにある記事をたたき台につらつらと書いていきます。
保険の話を通して、人生のお金のことを考えるキッカケにして頂ければ幸いです。

今回は、
女性特有の病気に手厚い女性専用の保険」や「お祝い金付きの保険」、その他オプションについてです。

「女性専用」は売りやすい。

これはもう実際にそうでした。

売りやすいというか、

「女性専用の保険に入りたいんです。」って直球な相談も結構ありました。

やっぱりイメージなんですかね???

『女性専用』

まぁ、CMやってますもんね。

結論から言ってしまうと、

要らないと思います。

実際、僕自身は数百件の保険相談を行ってきましたが、1回も売った事ありません。

「入りたいんです。」っていう直球な相談を受けましたが、結果売りませんでした。

健康保険の使い方を説明したら、みなさん「要らない」っていう結論になりました。

あと、僕の知っている保険ショップ店員やFPやMDRTで、加入している人いません。

もうそれが答えといえば答えなんですが。。。

知らない方が多いようなので、ちゃんと説明しますね。

まず、

日本には国民皆保険制度というものがあります。

病院にいったら3割負担ですよね。
(後期高齢者医療制度はさらに負担減。2020年8月現在。)

この3割負担には、さらに先の話があります。

高額療養費制度」です。

言葉くらいは聞いた事ある方も多いと思います。

(先進医療とは別の話ですのでご注意を。意外と混同してる方が多いです。)

「高額療養費制度」とは、ざっくり言うと、

一ヶ月の治療費が10万円くらいを超えると、超えた分は自己負担しなくていいですよっていう制度です。

(ざっくりですよ、ざっくり。正確には所得や年齢によって金額が変わるのですが、まぁ大体この位のイメージで。2020年8月現在)

この高額療養費制度は、病名によりません

健康保険証が使える病気・ケガなら、対象です。

もう一度いいます。

これ、病名によりません

女性特有の病気だからって治療費が高いとかありません。

女性特有の病気でも、男性特有の病気でも、誰でもかかりうる病気でも、

だいたい月10万円を超えたら、それ以上は自己負担しなくていいんです。

それに、そもそも「女性専用の保険」はあるのに「男性専用の保険」がないって変だと思いません?

「女性専用」って名前を付けておくと売りやすいんです。

CMなんてイメージです。

(化粧品のCMとかだって、CMしてる女優さんは、プライベートでは別のメーカー使ってますよね?
なぜCMのイメージって通用してるんですかね? 謎です。)

それに、「女性専用の医療保険」と「普通の医療保険」だったら「普通の医療保険」の方が安いですからね。

これを知った上で、女性専用にするか専用ではない保険にするか、選んでくださいね。

もらえると嬉しい?女性保険のお祝い金。

お祝い金付き。

これは単純に計算してみてください。

「お祝い金付きタイプ」と「無しタイプ」だと、「お祝い金付きタイプ」の方が高いです

「お祝い金」と言いつつ、その分の保険料を上乗せしてます。

昔は、ほんとに謎だったんですが、

上乗せして払った保険料プラス1円くらいがお祝い金額なんて事もありました。

これもらって嬉しいですか???

これもイメージですね。みなさん保険会社のイメージ戦略に乗せられてます。

最近は、払った保険料よりある程度プラスで戻ってくる物もあるようですが、
受け取るためには医療保険を使っていない事が条件になっています。

それ、保険に入る意味が。。。

もし入院してしまったら、お祝い金は受け取れないのかぁとか考えながら保険会社にお金請求するんですよ。

なんか気持ち悪くないですか?

心に何か引っかかりません?

と、

この事実を知った上で、選んでくださいね。

他にもある、いろんなオプションたち。

他にも色々なオプションを保険会社は用意しています。

(ちなみに、保険のオプションを「特約」といいます。)

例えば、雑誌にこんな記事がありました。

雑誌 特約画像

(自称)保険の見直しが得意らしいCFPさん監修の雑誌記事です。

万一の備えを重視するなら、保険料が安い災害割増特約、傷害特約を検討しよう。

だそうです。

この特約(オプション)は、ざっくり言うと「ケガ」が原因で死亡や入院をしたら、多めにお金が出ますよって言う保障です。

これ要りますか??

ケガでも高額療養費制度は使えますよ。
病気でもケガでも、約10万円/月までが自己負担です。

このCFPさんは健康保険制度を知らないのかな?
試験範囲だと思うけど。。。

僕は、個人的には保険料払込免除特約のほうが付けていいと思うけどなぁ。

そういえば、昔。保険ショップに勤めていた時に、勉強のために外交員さんの営業を受けた事があるんですね。

保険販売資格者(保険募集人)って、普通に外交員さんから保険加入ってできないんです。
なので職業を偽って営業を受けたんです。あの時の外交員のお姉さん、嘘ついてごめんなさい。

で、その外交員さんが、この保険料払込免除特約を熱心にススメてくれたんです。

他社にはない特約(オプション)です。内容がとってもオススメです」って。

ほぼどこの保険会社も同じオプションあるんですけどね。

でも、外交員さんのあの感じ、嘘ついてるようには見えませんでした。

きっと知らなかったんでしょうね。営業って仕事量が多くて、神経も使って疲れちゃうんで、勉強する時間とか気力ってあまりない人が多いんですよね。悪意とかも無かったと思います。でも、そんなもんです。

結論。

細かいオプションは、そんなガチャガチャ付けなくてもいいと思います。

細かく設定しちゃうと、何かあって保険会社にお金を請求する時に、請求を忘れちゃうかも知れませんし。

ただ、中には無料で付けられるオプション(リビングニーズ特約など)もあるので、
それだけ付けて、
あとは時間とお金に余裕があったら、ひとつずつ説明を受けてみてください。

また、これは時代のおかげですが、

約款(やっかん)」で検索すると、保険会社HPで保険商品の正式な説明書が見れます。

ざっと調べてみてもいいかも知れません。

保険会社が作って金融庁を通してる書類なので、堅苦しくて読みにくいですが。。。

もし、保険相談に行かれるなら、「約款で確認させてください」といいながら説明を受けてもいいかも知れません。

FPとか外交員とか保険ショップ店員で約款読んでる人いるかなぁ。。。

まぁ、そのくらいプレッシャーかけてもいいと思いますよ。笑

以上、特約(オプション)のお話でした。